犬のおやつに含まれる添加物の種類と影響|安全なおやつの選び方を解説

犬のおやつに含まれる添加物の種類と影響|安全なおやつの選び方を解説

📋 この記事でわかること

  • 市販の犬用おやつに使われている主な添加物の種類
  • それぞれの添加物が犬の健康に与える影響
  • 成分表示の正しい読み方と安全なおやつの選び方

📑 目次

  1. 犬のおやつに添加物は入っているのですか?
  2. 犬のおやつに使われる主な添加物の種類
  3. それぞれの添加物が犬に与える影響
  4. 「無添加」と書いてあれば安全ですか?
  5. 成分表示の正しい読み方
  6. よくある質問
  7. まとめ

犬のおやつに添加物は入っているのですか?

結論:市販の犬用おやつの多くに、何らかの添加物が含まれています。

スーパーやペットショップで販売されている犬用おやつには、保存料・着色料・甘味料・酸化防止剤といった添加物が使われていることがほとんどです。添加物のすべてが直ちに危険というわけではありませんが、種類によっては犬の健康に影響を与える可能性があるものも存在します。

愛犬に毎日与えるおやつだからこそ、どのような添加物が含まれているかを知っておくことが大切です。

犬のおやつに使われる主な添加物の種類

市販の犬用おやつに含まれる代表的な添加物は、大きく4つのカテゴリに分類されます。

カテゴリ 主な目的 代表的な成分名
保存料・酸化防止剤 腐敗・酸化を防ぎ賞味期限を延ばす BHA、BHT、エトキシキン、ソルビン酸K
着色料 見た目の色を鮮やかにする 赤色3号、青色2号、カラメル色素
甘味料 嗜好性(食いつき)を高める キシリトール、ソルビトール、グリシリジン
発色剤 肉の色を鮮やかに保つ 亜硝酸ナトリウム

それぞれの添加物が犬に与える影響

🔸 保存料・酸化防止剤(BHA・BHT・エトキシキン)

BHAとBHTはどちらも元々ガソリンの酸化防止剤として開発された合成添加物です。ペットフードへの使用は日本のペットフード安全法で規定の範囲内に制限されています。

ただし、国際がん研究機関(IARC)の発がん性分類では、BHAはヒトに対する発がん性が疑われる「Group 2B」に分類されています。人間向けの食品にはほとんど使われなくなっており、犬用フードにも安易に使ってほしくない成分のひとつです。

エトキシキンは農薬・除草剤にも用いられる有機化合物で、日本では人間向けの食品添加物としては認可されていません。ペットフード安全法では飼料への使用基準が定められていますが、犬への長期的な影響についても注意が必要です。

📌 ペットフード安全法では、エトキシキン・BHA・BHTの合計量がペットフード1g中150μgを超えてはならないと定められています。

🔸 着色料(赤色3号・青色2号・カラメル色素など)

犬の視覚は人間とは異なり、色の識別能力が低いとされています。つまり、おやつの色が鮮やかかどうかは、犬にとってほとんど意味がありません。

着色料はあくまで人間が見て「おいしそう」と感じるために使われているものです。犬の健康を考えると、着色料が入っている必要性はほぼなく、アレルギー反応を引き起こすリスクがある成分もあります。

🔸 甘味料(キシリトール・ソルビトール)

⚠️ 重要:キシリトールは犬に致命的な危険があります

人間には安全なキシリトールですが、犬が摂取すると膵臓からインスリンが過剰分泌され、急激な低血糖を引き起こします。肝障害(肝不全)を併発するケースもあり、最悪の場合は死に至ることも。摂取後30分〜1時間以内に症状が出ます。愛犬が食べてしまった場合はすぐに動物病院を受診してください。

キシリトール中毒の主な症状:

  • 元気消失・ぐったりする
  • 嘔吐
  • 震え・けいれん
  • 意識障害・昏睡
📌 キシリトールはガム・飴・歯磨き粉だけでなく、一部のピーナッツバターやサプリメントにも含まれています。人間用食品を犬に与える際は必ず成分を確認してください。
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🔸 発色剤(亜硝酸ナトリウム)

肉系おやつに赤みを保たせるために使われます。大量摂取でなければ急性中毒を引き起こすことは少ないとされていますが、体内で発がん性物質(ニトロソアミン)に変化する可能性が指摘されています。長期的な摂取については注意が必要です。

「無添加」と書いてあれば安全ですか?

結論:「無添加」表示だけでは安全性を保証できません。

「無添加」という表示には法的な統一基準がなく、「保存料無添加」「着色料無添加」のように特定の添加物だけを指している場合がほとんどです。他の添加物が入っていても「無添加」と表示できてしまうケースがあります。

安全なおやつを選ぶには、「無添加」という表示だけを信じるのではなく、成分表示(原材料欄)を自分の目で確認する習慣が大切です。

成分表示の正しい読み方

犬用おやつのパッケージ裏面にある「原材料名」の欄を、以下の4ステップで確認しましょう。

1

原材料の並び順を確認する

原材料は配合量が多い順に記載されています。先頭に肉や魚などの動物性タンパク質が来ているものを選びましょう。

2

見慣れないカタカナや化学名に注目する

「ソルビン酸K」「BHA」「BHT」「エトキシキン」「亜硝酸Na」などの表記があれば合成添加物です。

3

甘味料の欄を必ずチェックする

「キシリトール」「ソルビトール」の文字がないか確認してください。

4

原材料がシンプルかどうか確認する

原材料の種類が少なく、食材名だけで構成されているおやつほど、余分な添加物が入っていない可能性が高いです。

よくある質問

Q:少量の添加物なら問題ありませんか?

A:ひとつの添加物が少量でも、複数の添加物を含む食品を毎日与え続けると、体内への蓄積が懸念されます。特に体の小さな小型犬は影響を受けやすい傾向があります。毎日与えるおやつだからこそ、できるだけ添加物の少ないものを選ぶことをおすすめします。

Q:手作りおやつと市販おやつはどちらが安全ですか?

A:手作りおやつは添加物を使わずに作れるため、成分管理の面では安心です。ただし、犬に与えてはいけない食材(ネギ類・ぶどう・チョコレートなど)を使わないよう注意が必要です。また、保存料を使わないため、作りたてを短期間で与えることが前提になります。

Q:添加物入りのおやつを今まで与えていましたが、体への影響はありますか?

A:即座に健康被害が出るケースは少ないですが、心配な場合はかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。今後のおやつ選びを見直すことが最善のアプローチです。

Q:おやつをやめてご飯だけにすれば問題ありませんか?

A:おやつは栄養補給だけでなく、トレーニングや愛犬とのコミュニケーションに欠かせないものです。やめる必要はなく、添加物の少ない安心できるものに切り替えることが現実的な選択肢です。

まとめ:安全なおやつを選ぶための3つのポイント

1

成分表示を必ず確認する — 「無添加」の表示だけを信じず、原材料欄を自分の目でチェックする

2

キシリトールが入っていないか確認する — 犬にとって致命的なリスクがあるため必須の確認事項

3

原材料がシンプルなものを選ぶ — 食材名だけで構成されている、添加物の少ないおやつが理想

愛犬に毎日与えるものだからこそ、成分にこだわることが長期的な健康につながります。

わんシェフの無添加おやつ わんシェフの無添加おやつ2

FROM WAN CHEF

🧑‍🍳 わんシェフが添加物を一切使わない理由

わんシェフのおやつは、着色料・保存料・添加物を一切使用せず、すべて手作りで作っています。

理由はシンプルです。添加物は、犬のために必要なのではなく、製造・流通・見た目のために使われているから。愛犬に食べさせるものに、その必要性は感じませんでした。

「何が入っているか」ではなく、「何が入っていないか」で選ぶ。そんなおやつ選びのきっかけになれば嬉しいです。

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この記事は一般的な情報提供を目的としています。愛犬の健康状態や食事に関する具体的なご相談は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

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