犬のおやつは成分表示で選ぶ|初めてでもわかる原材料の読み方と1日の量の目安

犬のおやつは成分表示で選ぶ|初めてでもわかる原材料の読み方と1日の量の目安

📋 この記事でわかること

  • 犬のおやつを選ぶときに確認すべき6つのチェックポイント
  • パッケージの原材料表示・成分表示の正しい読み方
  • 1日に与えてよいおやつの量の目安(10%ルール)
  • すぐ使えるおやつ選びチェックリスト(保存版)

📑 目次

  1. 「なんとなく」で選んでいませんか?
  2. まず知っておきたい|おやつの表示は法律で決まっている
  3. おやつ選びの6つのチェックポイント
  4. 1日のおやつの量はどのくらい?
  5. 保存版チェックリスト
  6. よくある質問
  7. まとめ

「なんとなく」で選んでいませんか?

結論:パッケージ裏の成分表示を読めるようになると、本当に愛犬に合ったおやつをかしこく選べるようになります。

ペットショップやネット通販でおやつを選ぶとき、「かわいいパッケージだから」「愛犬が好きそうだから」という理由で選んでいる方は多いのではないでしょうか。

実は、犬のおやつには成分表示の「読み方のルール」があります。何を確認すればよいかを知っておくだけで、安心して選べるようになります。この記事では、チェックリスト形式でわかりやすく解説します。

まず知っておきたい|おやつの表示は法律で決まっている

日本では、犬のおやつを含むペットフード全般は「ペットフード安全法(愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律)」によって規制されています。この法律では、使用した全ての原材料(添加物を含む)をパッケージに記載することが義務付けられています。

📌 農林水産省「ペットフード安全法 表示に関するQ&A」より:使用した原材料(添加物を含む)を全て記載する必要があります。ただし、いわゆる加工助剤については表示を省略することができます。

法律により、パッケージには以下の5項目の日本語表示が義務付けられています。

表示項目 内容
① 名称 犬用であることがわかる商品名
② 原材料名 使用した全原材料(添加物を含む)
③ 賞味期限
④ 事業者名・住所 製造・販売元
⑤ 原産国名 製造国

⚠️ 「間食」と表示されているおやつは、総合栄養食(主食)の代わりにはなりません。目的の表示もかならず確認しましょう。

おやつ選びの6つのチェックポイント

1

原材料の「並び順」を見る

原材料は配合量が多い順に記載することが推奨されています(農林水産省ガイドラインより)。リストの先頭に何が来ているかが、そのおやつの主成分です。

✅ 良い例

鶏むね肉、さつまいも、ビタミンE

⚠️ 気になる例

小麦粉、砂糖、鶏肉エキス(1%)、保存料(ソルビン酸K)、着色料(赤102)

→ 肉・魚・野菜などの食材が先頭に来るものを選びましょう。

2

添加物の「用途名」をチェックする

ペットフード安全法では、甘味料・着色料・保存料・増粘安定剤・酸化防止剤・発色剤の6種類については、添加物名と用途名の両方の記載が義務付けられています。

できれば避けたい添加物 用途 安心な代替成分
BHA・BHT・エトキシキン 酸化防止剤 ローズマリー抽出物・ビタミンE
ソルビン酸K 保存料 不使用が理想
赤色3号・青色2号など 着色料 不使用が理想(犬に色は不要)
亜硝酸ナトリウム 発色剤 不使用が理想
⚠️ キシリトール(甘味料)は犬に致命的な危険があります。低血糖・肝不全を引き起こし、最悪死に至ることも。ガムや歯磨き粉だけでなく一部のピーナッツバターにも含まれているため必ず確認してください。
3

「〇〇ミール」の意味を理解する

原材料に「チキンミール」「フィッシュミール」と書かれているものを見かけることがあります。ミールとは生肉を乾燥・粉末化したものです。生肉に比べてタンパク質含有率が高く、ペットフード安全法で一定の品質基準が設けられているため、直ちに危険な成分ではありません。

ただし品質にはばらつきがあります。公式サイトで原材料の詳細を公開しているメーカーのものを選ぶとより安心です。

4

「無添加」表示を鵜呑みにしない

「無添加」という表示には法的な統一基準がなく、「保存料無添加」「着色料無添加」のように特定の添加物だけを指している場合がほとんどです。他の添加物が入っていても「無添加」と表示できてしまうケースがあります。

表示の言葉より、原材料欄を自分の目で確認する習慣をつけることが大切です。

5

原産国・製造元を確認する

輸入品の場合、製造国の基準がそのまま適用されることがあります。国産品はペットフード安全法の管理下で製造されているため、品質基準が明確です。

どんな原材料を使用しているかどうかも、パッケージや公式サイトで確認してみましょう。

6

賞味期限と開封後の保存期限を確認する

パッケージに記載されている賞味期限は、未開封の状態で適切に保存した場合の期限です。開封後は記載の期限にかかわらず、品質が急速に落ちていきます。

✅ 開封後の目安

・ドライタイプ(乾燥おやつ):開封後 2〜4週間以内

・ウェットタイプ(半生・ジャーキー系):開封後 1〜2週間以内

・缶・パウチタイプ:開封後 冷蔵で2〜3日以内

⚠️ 開封後の保存期限はパッケージに記載がない場合も多いため、開封日を袋にメモしておく習慣をつけましょう。保存は高温多湿を避け、密閉容器や専用クリップで空気を遮断することが大切です。

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犬のおやつに含まれる添加物の種類と影響|安全なおやつの選び方を解説

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1日のおやつの量はどのくらい?

結論:獣医師が推奨する「10%ルール」が基本の目安です。

1日に与えてよいおやつの量は、1日に必要なカロリーのおよそ10%までとされています。おやつを与えた分は、主食(ドッグフード)の量もその分減らして調整することが大切です。

📌 「おやつは犬がおいしく感じる嗜好性が高いためよく食べてくれますが、たくさんあげてしまうと栄養バランスが崩れたり、主食を食べてくれなくなったりするため注意が必要です。犬は人と比べて体が小さいため、少しあげたつもりでもカロリーが過剰になってしまう場合があります」
(参考:犬との暮らし大百科 獣医師監修記事)

体重別・1日のおやつカロリー上限の目安

体重(成犬・避妊去勢済) 1日の必要カロリー目安 おやつの上限(10%)
3kg(チワワ・トイプードルなど) 約220kcal 約22kcal
5kg(ポメラニアン・ダックスなど) 約320kcal 約32kcal
8kg(柴犬・ビーグルなど) 約470kcal 約47kcal
10kg(ラブラドールなど) 約560kcal 約56kcal

⚠️ 市販の犬用おやつは1枚あたり20〜50kcalのものも多く、思ったよりも少ない枚数で上限に達してしまいます。パッケージのカロリー表記を必ず確認する習慣をつけましょう。

※上記はあくまで目安です。年齢・活動量・健康状態によって異なります。詳しくはかかりつけの獣医師にご相談ください。

保存版チェックリスト|おやつを選ぶ前に確認しよう

📋 おやつ選びチェックリスト

原材料の先頭に、肉・魚・野菜などの食材名が来ている

使われている添加物の用途名(保存料・酸化防止剤など)が記載されている

合成着色料・合成保存料が不使用、または最小限

酸化防止剤は自然由来(ローズマリー抽出物・ビタミンEなど)

キシリトールが含まれていない

パッケージに「間食」または「おやつ」と表記されている(主食と区別できる)

カロリー表示がある(1日10%ルールで計算できる)

原産国・製造元が明記されている

愛犬のアレルギー食材が含まれていない

賞味期限を確認し、開封後は早めに使い切る

よくある質問

Q:原材料の種類が少ないほど良いのですか?

A:基本的にはそうです。原材料がシンプルであるほど、余分な添加物が入っている可能性が低くなります。「鶏ささみ、さつまいも」だけで作られたおやつは、成分が明確で管理しやすいのがメリットです。

Q:少量の添加物なら問題ありませんか?

A:一度に大量に摂取しなくても、複数の添加物を含む食品を毎日与え続けると体内への蓄積が懸念されます。特に体の小さな小型犬は影響を受けやすい傾向があります。毎日与えるものだからこそ、できるだけ添加物の少ないものを選ぶことをおすすめします。

Q:おやつは何種類も与えてよいですか?

A:種類を増やす場合も、1日のカロリーの合計が10%以内に収まることを確認してください。また、新しいおやつを試す際は少量から始め、アレルギー反応(下痢・嘔吐・皮膚の痒みなど)が出ないか観察しましょう。

まとめ:シンプルな原材料が、シンプルに安心

1

原材料は先頭のものが主成分 — 食材(肉・魚・野菜)が先頭に来るものを選ぶ

2

添加物は用途名付きで確認 — 合成着色料・保存料・キシリトールはなるべく避ける

3

「無添加」の言葉より原材料欄を自分の目で — 表示の言葉に惑わされず、成分を確認する習慣を

4

1日のおやつは10%ルール — 主食のカロリーも必ず調整する

5

原産国・製造元を確認 — 国産はペットフード安全法の管理下

6

賞味期限と開封後の保存期限を確認 — 開封日をメモし、早めに使い切る

成分表示を読むのは最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてしまえば30秒でチェックできます。毎日食べるものだからこそ、少しだけ立ち止まって確認してあげてください。

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この記事は一般的な情報提供を目的としています。愛犬の健康状態や食事に関する具体的なご相談は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

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